自家がんワクチン療法
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自家がんワクチン療法
がん種ごとの治療実績


 

<がん種ごとの治療実績>

 これまでに自家がんワクチン療法を受診されたさまざまながん症例のうち、経過報告があった症例についてソフトクライテリアの観点から評価した治療成績を以下にまとめました。

 評価済み症例中の35%の症例で、臨床的に見てなんらかの改善効果(改善例 + 1年以上の長期不変・無増悪例)が見出されております。ソフトクライテリアは学術的にみて厳密な評価基準(ハードクライテリア)とは異なるものですが、参考にしていただければ幸いです。
  (この成績は、自家がんワクチン療法で行う免疫反応テスト(DTH-2反応)の陽転率とは異なります。)

ハードクライテリアの観点からみた臨床効果については → こちらです

ハードクライテリアソフトクライテリアとは? 解説は → こちらです

がん種ごとの免疫反応テスト陽転率の結果 → こちらです

がん種

全症例数 評価済み
症例数
1)
改善例数
無効例数
改善率1 転帰不明追跡不能 改善率2 経過観察中
6)
投与
中止
7)
改善
2)
長期不変・無増悪
(1年以上) 3)
無増悪
(6ヶ月以上1年未満)
無効
改善例数+無効例数中
4)
転帰不明も無効とした場合 5)
大腸 128
68
9
7
2
39
28%
39
17%
21
11
106
32
8 5 3 13 45% 21 26% 53 3
103 58 8 12 3 27

40%

29 25% 16 8
66 32 7 1 5 15 29% 17 18% 17 4
55 26 4 12 1 9 62% 15 39% 14 0
53 29 1 6 0 18
28%
15
18%
9 4
卵巣
31
11
1
3
1
6
36%
13
17%
7 0
29
13
2
3
0
5
50%
9
26%
7 3
子宮
27
14
1
2
2
7
25%
8
15%
5 2
19
9
2
0
0
6
25%
6
14%
4 1
胆管・胆嚢
15
8
3
0
1
4
38%
3
27%
4 0
メラノーマ
14
9
1
0
1
3
20%
3
13%
2 4
食道
12
6
0
0
0
2
0%
3
0%
3 4
甲状腺
7
6
2
0
0
3
40%
1
33%
0 1
原発不明
7
6
0
0
1
1
0%
1
0%
0 4
重複がん 6
1
0
1
0
0
100%
3
25
2
0
尿管
5
4
0
0
0
3
0%
0
0%
1 1
膀胱
5
2
0
0
0
2
0%
1
0%
2 0
骨肉種
4
1
0
0
0
0
0%
0
0%
3 1
歯肉
3
1
0
0
1
0
0%
1
0%
1 0
耳下腺
3
1
0
0
0
1
0%
2
0%
0 0
3
2
1
0
0
1
50%
1
33%
0 0
前立腺
3
3
0
1
1
0
50%
0
50%
0 1
腹膜
3
2
0
0
1
0
0%
1
0%
0 1
脂肪肉腫
3
2
0
0
0
2
0%
0
0%
1
0
組織球腫
3
2
1
0
0
0
100%
1
50%
0
1
小腸
2
2
0
0
0
2
0%
0
0%
0
0

副鼻腔

2
2
0
0
0
1
0%
0
0%
0
1
中皮種
2
1
1
0
0

0

100%
0
100%
1
0
肉腫
2
2
0
0
0
2
0%
0
0%
0
0
下咽頭
2
1
0
0
0
1
0%
1
0%
0
0
喉頭
2
1
1
0
0
0
100%
0
100%
1
0
軟部組織
2
0
0
0
0
0
0%
1
0%
1
0
リンパ腫
2
1
0
0
0
1
0%
1
0%
0 0
脊髄
1
0
0
0
0
0
0%
1
0%
0
0
滑膜肉腫
1
0
0
0
0
0
0%
1
0%
0 0
1
0
0
0
0
0
0%
1
0%
0 0
軟骨
1
0
0
0
0
0
0%
1
0%
0 0
盲腸
1
0
0
0
0
0
0%
0
0%
1
0
卵管
1
0
0
0
0
0
0%
0
0%
1
0
咽頭
1
0
0
0
0
0
0%
1
0%
0
0
陰茎
1
0
0
0
0
0
0%
1
0%
0
0
外陰部
1
1
0
0
0
0
0%
0
0%
0
1
胸腺
1
0
0
0
0
0
0%
0
0%
1
0
口蓋
1
0
0
0
0
0
0%
1
0%
0
0
髄膜
1
0
0
0
0
0
0%
1
0%
0
0
精巣
1
1
0
0
0
1
0%
0
0%
0
0
唾液腺
1
1

0

0
0
1
0%
0
0%
0
0
神経芽細胞腫
1
0
0
0
0
0
0%
0
0%
1
0
744
361
53
53
23
176
34.8%
204
20.8%
179
56

 注) (上記は2008.06.30時点までの症例データによる。2009.07.01修正版)

1)

評価済み症例数の計には投与中止例が含まれている
2)
残存腫瘍サイズ縮小、腫瘍マーカー減少、推定余命より2倍以上の延命、QOL(KPS評価)の明らかな改善等の数値化できる指標のいずれか; 主治医の評価による何らかの臨床上の好ましい反応
3)
長期不変・無増悪 (ワクチン投与後1年以上無再発あるいは無増悪)
4)

(評価済み症例数から+転帰不明追跡不能例、投与中止例を除いた数を分母にとったとき)

改善率1
=改善例数/(改善例数+無効例数)=(53+53)/(53+53+23+176)=34.8%

5)

(転帰不明追跡不能を全例無効と仮定した場合)

改善率2=改善例数/(改善例数+無効例数+転帰不明追跡不能)=1(53+53)/(53+53+23+176+204)=20.8%

6)
ワクチン投与後1年未満
7)
悪化、死亡などによる未投与・投与未了例(評価済み症例の一部に含まれている)

<がん種ごとの症例報告>

 自家がんワクチンは、手術後の肝がんでは、科学的にきちんと組み立てられた第II相ランダム化対照臨床試験において、再発抑制効果と延命効果があることが統計学的に確認されております。肝がんの場合と全く同じように作製した各種のがんにおける自家がんワクチンの症例報告を下記に示します。

 自家がんワクチン療法は2008年6月末現在では総数744症例の治療実績が有ります。これらの症例中には、自家がんワクチン接種後の日が浅いため、まだ長期間の経過観察がなされていない症例が非常に多く含まれています。 経過観察の報告がある症例だけを見ても、個々の症例の背景因子(年齢、性別、がんのステージ、一つがん組織の大きさ、転移先、血液状態等々、多数の因子があります)が大きく違っています。

 以下のページでは、経過観察の報告があった症例のうち、 自家がんワクチンが貢献したと考えられるソフトクライテリアでみた改善例を紹介いたします。全体としては35%の方で何らかの改善効果(上述の表参照)観察されております。

原発部位
コメント
大腸がん
 専用ページに、症例の経過報告を掲載 → こちらです
乳がん
 専用ページに、症例の経過報告を掲載 → こちらです
脳腫瘍
 専用ページに、症例の経過報告を掲載 → こちらです
肺がん
 専用ページに、症例の経過報告を掲載 → こちらです
肝がん
 専用ページに、症例の経過報告を掲載 → こちらです
胃がん
 専用ページに、症例の経過報告を掲載 → こちらです
卵巣がん
 専用ページに、症例の経過報告を掲載 → こちらです
腎がん
 専用ページに、症例の経過報告を掲載 → こちらです
子宮がん
 専用ページに、症例の経過報告を掲載 → こちらです
膵がん
 専用ページに、症例の経過報告を掲載 → こちらです
その他のがん
 専用ページに、症例の経過報告を掲載 → こちらです