自家がんワクチン療法
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自家がんワクチン療法
肺がんの治療実績と症例


 

2007年2月6日時点までに自家がんワクチン療法を受診された肺がん症例のうち、経過報告があった症例についてソフトクライテリアの観点から評価した治療成績を以下にまとめました。

 評価済み症例中13%で、臨床的に見てなんらかの改善効果(改善例 + 1年以上の長期不変・長期無再発例)が見出されております。ソフトクライテリアは、学術的にみて厳密な評価基準(ハードクライテリア)とは異なるものですが、参考にしていただければ幸いです。

ハードクライテリアの観点からみた臨床効果については、こちら

ハードクライテリアソフトクライテリアとは? 解説は、こちら

がん種

全症例数 評価済み
症例数
改善例数
無効例数
改善率1 転帰不明 改善率2 経過観察中
3)
改善
4)
長期不変・無再発
(1年以上) 5)
無再発
(6ヶ月以上1年未満)
無効
評価済み症例中
6)
転帰不明=無効とした場合 7)
42
15
2
0
3
10
13%
9
8%
18
注:  
3) ワクチン投与後1年未満
4) 残存腫瘍サイズ縮小、腫瘍マーカー減少、推定余命より2倍以上の延命、QOL(KPS評価)の明らかな改善等の数値化できる指標のいずれか; 主治医の評価による何らかの臨床上の好ましい反応
5) 長期不変・無再発 (ワクチン投与後1年以上無再発あるいは無増悪)
6) 改善率1=(改善例数)/(評価済み症例数)
7) 改善率2=(改善例数)/(評価済み症例数+転帰不明)


<症例>

〔症例0144〕
 
胸水混濁アデノカルチノーマ姑息的手術症例。アルコール性肝硬変。腫瘍マーカーであるCEACYFRAがワクチン接種後一時上昇したにもかかわらず、接種3ヶ月後から減少しはじめ7ヶ月間減少し続けた。この間他療法は一切行っていないため、腫瘍マーカーの減少は明らかに自家がんワクチンによるもの。その後、PETによりリンパ節転移発見、局所放射線治療実施、リンパ節転移巣消失、腫瘍マーカーCEAが正常化。

 (この症例の腫瘍マーカーの変化の前半部分、PET検出前までは、下図をご覧下さい。また、「臨床医の先生方へ」 の図8も同じものです こちらです )

 

〔症例0160〕
 例外的に3コースの自家がんワクチン接種後5ヶ月経過。徐々に健康状態良好となり、普通の仕事に復帰(05年3月でKPS 100%)。ここまで主治医判定では有効という。以後腫瘍マーカー上昇、05年5月肝転移発見、化学療法開始。