自家がんワクチン療法
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自家がんワクチン療法
胃がんの治療実績と症例


 

 2008年6月末時点までに自家がんワクチン療法を受診された胃がん症例のうち、経過報告があった症例についてソフトクライテリアの観点から評価した治療成績を以下にまとめました。

 評価済み症例中28%で、臨床的に見てなんらかの改善効果(改善例 + 1年以上の長期不変・長期無増悪例)が見出されております。ソフトクライテリアは、学術的にみて厳密な評価基準(ハードクライテリア)とは異なるものですが、参考にしていただければ幸いです。

ハードクライテリアの観点からみた臨床効果については → こちらです

ハードクライテリアソフトクライテリアとは? 解説は → こちらです

 

がん種

全症例数 評価済み
症例数
1)
改善例数
無効例数
改善率1 転帰不明追跡不能 改善率2 経過観察中
6)
改善
2)
長期不変・無増悪
(1年以上) 3)
無増悪
(6ヶ月以上1年未満)
無効
改善例数+無効例数中
4)
転帰不明も無効とした場合 5)
52 28 1 6 0 18
28%
14
18%
9
注)

1)

評価済み症例数には投与中止4例が含まれている
2)
残存腫瘍サイズ縮小、腫瘍マーカー減少、推定余命より2倍以上の延命、QOL(KPS評価)の明らかな改善等の数値化できる指標のいずれか; 主治医の評価による何らかの臨床上の好ましい反応
3)
長期不変・無増悪 (ワクチン投与後1年以上無再発あるいは無増悪)
4)

(評価済み症例数から+転帰不明追跡不能例、投与中止例を除いた数を分母にとったとき)

改善率1
=改善例数/(改善例数+無効例数)

5)

(転帰不明追跡不能を全例無効と仮定した場合)

改善率2=改善例数/(改善例数+無効例数+転帰不明追跡不能)

6)
ワクチン投与後1年未満

 

<代表的症例>

〔症例0003〕
 2001.12手術したが胃癌の局所が穿孔しており、腹膜播種は避けられず、余命6ヶ月と考えられ、抗がん剤療法施行。02.04肝、リンパ節転移発見。02.10自家がんワクチン療法開始、免疫反応テスト(DTH)陽転。ワクチン終了後、QOLが明らかに改善
、1年経った時点でゴルフに3回も行った状態が03.11でも継続、車も買い替えた。ワクチン後に医師の強い勧めで抗がん剤療法に戻ったが、本人が勝手に休薬している。肝転移巣はCT画像上で長期不変(SD)。しかしその後進行、04.08月永眠。医師予測の5倍の期間生存

〔症例0124〕
 スキルス胃癌だが腺癌(印環癌ではない)。自家がんワクチン接種(2007.08)後1年経過時無再発、元気でいる。

〔症例0205〕
 例外的に自家がんワクチンを3コース接種。1年経過時無再発。2005.01、進行胃癌に対し幽門側胃切除術施行。術中腹水細胞診陽性のため非治癒切除に終わる。2005.02より8月までワクチン3コース施行、DTH反応は陽性であった。また2005.07より06.08までUFT内服治療(300mg/day)を施行した。08.09肝転移および右鼠径部リンパ節再発を認めるまで無再発であり、3年8ヶ月の長期不変(SD)を得た。その後4コース目ワクチン、肝および右鼠径部リンパ節再発に対して放射線照射。09.03、両転移消失。

〔症例0293〕
 低分化型胃癌、Stage II。2006.01に自家がんワクチン接種、TS-1等の補助療法は実施せず。2007.08(1年8ヶ月経過)で無再発。

〔症例0615〕
 胃癌(膵皮膜侵潤、癌性腹膜炎あり)、術後化療をしない場合は余命数ヶ月との主治医見解。2007.10自家がんワクチン接種、他の治療は実施せず。08.09(1年経過時)時点で全く問題なく健在

〔症例0642〕
 2008.01自家がんワクチン接種、08.12時点で無増悪1年経過)。

〔症例0647〕
 胃癌(癌性腹膜炎あり、2007.12自家がんワクチン接種、タキサン併用、08.11(1年経過時)まで無増悪