ニュースリリース(2006年度)

 

 

 
   
2006.12.14 福岡市・クリニック細井皮膚科でも自家がんワクチン療法を開始しました
       
       クリニック細井皮膚科では、これまでアンチエイジング関連の治療やがんに対するフコイダンを用いた診療を行ってきておりますが、このたび、大分県日田市の高村泌尿器科・麻酔科医院・院長 高村宜彦先生が、福岡市のクリニック細井皮膚科内に「自家がんワクチン療法」を行うセクションを開設されました。

 毎週、火・木・土午後に高村先生がクリニック細井皮膚科にて直接診療されます。ご予約の上、受診願います。なお、高村先生は日田市でも継続して自家がんワクチン療法を行っております。

  クリニック細井皮膚科
自家がんワクチン担当 村宜彦 
〒812-0054 福岡県福岡市東区馬出1-2-21 第2岡部ビル2階
TEL: 092-632-2758
FAX: 092-632-2758
アクセス: 【JR博多駅となりの吉塚駅から徒歩1分

   
2006.11.06 第3回がんワクチン療法研究会から−1型ヘルパーT細胞の割合が増加、キラー細胞誘導が有利に
       
     

 第3回がんワクチン療法研究会で話題になった症例報告のホットニュースの続きです。

 文京クリニックから、肝癌2,大腸癌3, 腎癌2, 胃癌1, 肺癌1例に対して自家がんワクチン療法を施行した結果の発表がありました。

キーポイントは、
DTH反応の最大径(体内の細胞性免疫反応の程度を示します)はワクチン接種後に全例で増大(最大径10mm以上となった陽転率では、55 %)。
ワクチン接種後の末梢血リンパ球数、および、Th1/Th2比が統計学的有意差をもって増加。
です。この結果は、自家がんワクチンには、確実に体内免疫系の刺激効果があることを示しております。

 まず、DTH反応が陽転率(最大径10mm以上となった症例の割合)では55 %であるものの、陽転したとは言えなくても、ワクチン接種後に全例で増大したこと、および、末梢血中のリンパ球数が増え、しかも、Th1/Th2比が増加していることは、自家がんワクチン接種後に、細胞性免疫反応(すなわち、キラーT細胞誘導につながる)に対して有利に働くことを示しています。

 このデータは、実験動物ではなくヒト臨床で、しかもがん種が多岐にわたる末期がん症例群であるにも関わらず、統計学的な有意差がある点で、自家がんワクチンには強力な免疫刺激効果があることを示しており、非常に大きな意義があります。

   
2006.11.06 第3回がんワクチン療法研究会から−緩和ケア病棟(ホスピス)から退院した症例がでました
       
     

 先週土曜日(11月4日)、東京大手町にて、第3回がんワクチン療法研究会が開催されました。そこで話題になった症例報告のホットニュースです。

 JA尾道総合病院の乳癌の方(50才)は、6年前に手術を受け、その後抗がん剤療法を受けていましたが、このときの苦しい経験から、昨年7月、脳転移が発見された時、化学療法を拒否、自家がんワクチン療法を受診しDTH反応が陽転しておりました。既に全身に骨転移があり、骨盤の仙尾骨への転移による激しい痛みにより歩行不能となったため、緩和ケア病棟に入院した方です。入院前に放射線による全脳照射と仙尾骨照射を併用しています。

 (なお、このような場合、放射線のみでは乳癌が治癒することはないため、姑息的放射線療法と呼ばれます。)

 入院前に受けた自家がんワクチン療法と放射線照射が奏効、緩和ケア病棟入院4ヶ月後に退院しました。本年5月には、外来に自力で杖なしで歩行来院、これには主治医も看護師も、信じがたいと驚愕したそうです。

 第3回がんワクチン療法研究会で、この方の骨シンチ画像が供覧されましたが、脳と骨盤を除いた体幹部でも、放射線が照射されてない部位にも関わらず、明らかに縮小した骨転移巣が多数認められました。自家がんワクチンによる効果と思われます。

 JA尾道総合病院では、過去2年間で既に40例に及ぶ各種がんの自家がんワクチン療法治療経験があります。完全寛解(CR)3例、部分寛解(PR)3例、不変(SD:病変部位不変、病状安定)18例、進行(PD)16例であると今回報告されました。

 このうち24例では、今回の乳癌の方のように姑息的放射線療法を併用しており、その中からCR 3例、PR 2例、SD 12例という好成績がでています。

当社の提携医療機関はこちらです。 → クリック

   
2006.11.02 セルメディシン(株)代表取締役が米国臨床腫瘍学会(ASCO)の正会員に
       
       米国臨床腫瘍学会(ASCO)は20000人以上のがん臨床医が集う、がんの臨床分野では世界最大の学会です。ここで発表されるがん治療に関する最新の研究成果は、その内容によって世界の標準的がん治療法が左右されるほど、影響力が非常に大きいことが知られています。

この正会員になるための審査は厳しく、医師でも医学博士号を持ち学術論文を多数発表していないと難しいのですが、このほど弊社の代表取締役社長・大野忠夫が、薬学博士でありながら審査にパス、正会員になりました。最先端のがん臨床医と同等レベルの研究実績を上げてきたことが認められたものです。

なお、セルメディシン株式会社には、日本癌学会、日本癌治療学会、米国癌学会(AACR)の正会員がおり、常におこたりなく世界最先端の情報収集と研鑽に努めております。
   
2006.10.28 第44回日本癌治療学会から−脳腫瘍に対する自家がんワクチンの奏効率
     

 10月18-20日に第44回日本癌治療学会が東京で開催されました。その中で、筑波大・坪井らにより、脳腫瘍中で悪性度が最も高い膠芽腫に対し自家がんワクチン療法を施行したパイロットスタディについて発表されました。「膠芽腫に対するホルマリン固定自家腫瘍ワクチン療法」(OS130-6)です。

 対象は12例(抄録記載の11例よりも増えていました)で、ベストレスポンスは、CR 1例、PR 2例、SD 2例、PD 7例です。奏効率はCR+PRでは25%、CR+PR+SDでは42%となり、膠芽腫では非常に高い奏効率と評価できると思います。

   
2006.10.28 第44回日本癌治療学会から−末期がんに対する自家がんワクチン療法が奏効した2例
     

 同じく、第44回日本癌治療学会で、肺癌、胆道癌で、手術・放射線療法とも姑息的となり、根治療法が見込めない末期症例に対し自家がんワクチン療法を施行し奏効した2例について、尾道総合病院・倉西らによる発表がありました(OS149-2です)。

 どちらの症例も化学療法を併用していないため、自家がんワクチンによる貢献が明瞭に認められています。特に胸水混濁していた肺癌(腺癌)症例では、術後の自家がんワクチン療法(化学療法忌避のため単独治療)で、約1年間に渡る腫瘍マーカーの連続的減少が認められています。

 この効果には、セッションの座長(大学助教授)がたいへん驚いておりました。

   
2006.10.11 正社員募集
     

 セルメディシン株式会社では、社業発展中につき、 2008 年 3 月卒業予定者を正社員として採用すべく募集しております。 当社の主たる事業であります「自家がんワクチン」の臨床効果について、有効性が次々と明らかにされつつあり、これを知った方々の間で口コミによる好評が急速に広まりつつあるためです。

 ご存知のようにがんの場合は、特に進行がんでは打つ手がなくあきらめざるを得ない症例が多発しております。そこで、当社はこのような末期がんにも有効な技術を開発し、斬新な“がん免疫療法”を提供していく予定です。がん疾患の場合は、どの患者様も自分の命がかかっているだけに真剣そのものであり、当方としても気を抜くことは許されませんが、だからこそ当社のがん免疫療法が奏功し、助かった患者様が社会復帰することを目にできるのは、私共にとっても非常な喜びです。また新しい分野での研究開発も開始しております。

 このやりがいのある感覚を社員として共有していただけることが、人材募集にあたって当社のキーポイントとなるところです。発展途上のベンチャー企業ですが競争力のある待遇をセットしました。社員自ら社業を発展させていく楽しみも共有していただけるはずです。

 当社の概要は、 → 「会社案内」 にあります
募集要項は、 → 
 会社説明会のエントリーシートは、 → こちらです
資料請求・お問い合わせ等は、メールにてこちらまで、 → 

   
2006.09.20 自家がんワクチン療法後の免疫反応テストの結果をまとめました
     

 自家がんワクチン療法では、必ずワクチン接種の前後に、固定自家がん組織自体に対する免疫反応(DTH-2反応 = 遅延型アレルギー反応)の有無を検査しております。遅延型アレルギー反応が陽転するということは、結核菌に感染したことがあるかどうかを調べるツベルクリン反応の場合と同じく、体内でがん組織に対する細胞性免疫反応が成立した(がん組織を攻撃できるリンパ球群が活性化した)ことを示唆しています。

 各がん種ごとにある程度以上の症例数がありませんと、このDTH-2反応の陽転率に関する議論は難しいところがありますが、この程、ようやく一部のがん種、および全体の検査結果がまとまりました。

 → こちらをご覧下さい。

 2006.8.2現在で、乳癌では66%、大腸癌では85%、脳腫瘍では33%、肝および肝内胆管癌では74%、気管支および肺癌では52%、胃癌では50%となっております。その他のがん種では調査済み症例数が少なく、明瞭ではありませんが、がん種全体では60%の症例で陽転しております。

   
2006.09.08 第3回がんワクチン療法研究会にあたり、一般向けに「公開講演会」を開催します
     

 がんワクチン療法研究会は、がんの最先端療法のなかでも「がんワクチン」に関する臨床応用例・学術研究について集中して議論する場として2004年11月20日に発足した研究会です。この会では、専門会員(専門領域の臨床医・研究者)が集う学術集会を過去2回開催してまいりました。

 この度、第3回を開催するにあたり、一般市民、および、本会の一般会員(がんに興味のある専門知識を持たない方で本会に登録されている方)向けに、各種の「がんワクチン」について、わかりやすく解説する公開講演会を開催します。

 最先端の知識を得る場として、お気軽にご参加下さい。

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  公開講演会

      「がん手術後のための先端的がん免疫療法

  演 者    大野 忠夫
セルメディシン株式会社 代表取締役社長
早稲田大学理工学術院 客員教授
日本歯科大学生命歯学部 客員教授

  日 時    2006年11月4日(土) 11:00-12:00
開催場所  東京・大手町サンケイプラザ 304号室
交 通    地下鉄・大手町駅A4・E1出口直結

  参 加    100名まで、先着申込順
(会議室定員により制限があります)
参加費    無料

  備 考    講演終了後、自家がんワクチン療法について、
どのような場合にワクチンが作成可能か、ど
こで実際に受診可能か等の技術相談に応じま
す。日々の症状等について医療相談をご希望
の方は、適切と思われる医師をご紹介します。

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  参加申し込み方法:

    ホームページ http://www.ascavath.org/
から、「公開講演会」のボタンをクリックして、登録して
ください。
定員に達し次第、申し込み締め切りとします。

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   問い合せ先
がんワクチン療法研究会(AsCaVaTh)事務局
〒305-0074 茨城県つくば市高野台2-1
つくばベンチャーラボパーク セルメディシン株式会社 内
TEL: 029-839-9873  FAX: 029-837-2820
E-mail : office@ascavath.org
Homepage : http://www.ascavath.org/

   
2006.08.09 日本癌治療学会で「自家がんワクチン」関連の発表があります
     

 第44回日本癌治療学会総会が、本年10月18日(水)〜20日(金)、東京・新宿・京王プラザホテルにて開催されます。この会には、本邦のほとんどのがん専門医が一堂に会し、最新のがん治療法について討論を行います。
この中で、以下の「自家がんワクチン」関連の2演題が発表されることになりました。

1. 演題名: 「膠芽腫に対するホルマリン固定自家腫瘍ワクチン療法」
発表者: 坪井康次1、山本哲哉1、高野晋吾1、松村 明1、石川栄一2、大野忠夫3
所  属: 1 筑波大学大学院・人間総合科学研究科・機能制御医学専攻・脳神経外科、2 茨城県立中央病院脳神経外科、3 早稲田大学理工学術院
発表日時: 平成18年10月20日(金) 10:24〜
セッション名: 一般演題 口演130 「頭頸部・甲状腺(3)」
会  場: 第12会場 (本館42階 富士)

2. 演題名:「Long lasting reduction of tumor markers in advanced lung and bile duct carcinoma patients treated with autologous formalin-fixed tumor vaccine」
発表者: 倉西文仁1, 黒田義則1, 則行敏生1, 中原雅浩1, 福田敏勝1、石崎康代1, 川口康夫1, 堀田龍一1, 秋本悦志1, 大野忠夫2
所  属: 1 尾道総合病院 外科、2 Cell-Medicine, Inc.
発表日時:  平成18年10月20日(金) 16:54〜
セッション名: 一般演題 口演149 「腫瘍マーカー、バイオマーカー」
会  場: 第12会場 (本館43階 ムーンライト)

  セルメディシン株式会社では、この学会の展示会場に「自家がんワクチン」の小ブースを出展する予定です。ご参加の際は、ぜひお立ち寄り下さい。

   
2006.08.02 主婦の友社の一般向け雑誌「健康」に自家がんワクチン療法が紹介されました
       「健康」誌は非常に広く読まれている一般向けの雑誌ですが、最新の9月号110-111ページの“最新治療法”欄に、「切り取ったガンのうち2gで作るワクチンが、リンパ球のガン攻撃力をグンと高める − 自家ガンワクチン療法」として紹介されました。自家がんワクチン治療を受診された脳腫瘍の方の体験談3ヶ月で再発するといわれたのが3年再発なし!」が掲載されています。ぜひご覧下さい。
   

2006.07.27

大阪府守口市・乾クリニックでも自家がんワクチン療法を開始しました
     

 乾クリニックは、意欲的に最先端医療に取り組んでいるところで、既に癌の温熱療法(ハイパーサーミア)を導入しております。この度、自家がんワクチン療法を開始しました。ハイパーサーミアとの併用療法を望まれる患者様は、どうぞ積極的にお申し出ください。
また、 血管新生抑制剤療法、 モノクローナル抗体、粒子線、化学療法、接着因子抑制剤等…、それ以外でも、高気圧酸素療法、COX2阻害剤、漢方薬、ビスホスホネート、メラトニン等についても、遠慮なくご相談下さい。

  乾クリニック
院長 乾 利夫
〒570-0011 大阪府守口市金田町6-14-17
予約専用電話:090-5885-9315
(担当:角屋)
TEL: 06-6902-7176
FAX: 06-6902-7133
アクセス: 京阪電車寝屋川市駅より、
京阪バス・黒原バス停下車徒歩1分
         タクシー10分

 
  2006.07.20 群馬県太田市・本島総合病院でも自家がんワクチン療法を開始しました
     

 本島総合病院は、江戸時代からの伝統がある349床の総合病院で、各科がそろっています。ここの院長代行・轟健先生は、筑波大消化器外科助教授を勤められておりましたが、本年4月に移籍されました。胃癌・大腸癌・直腸癌・肝癌・胆管癌・膵癌等の外科手術のみならず、放射線治療にも詳しいベテラン専門医で、第5回国際肝胆膵学会から優秀論文賞を受賞しています。自家がんワクチン療法にはその臨床開発初期から参画しています。

  本島総合病院
院長代行 轟 健 先生
〒373-0033 群馬県太田市西本町3-8
TEL: 0276-22-7131( 代 )
FAX: 0276-22-4682
ホームページ: http://www.motojima.jp/
  アクセス: 東武伊勢崎線太田駅 より徒歩15分、タクシー5分、
または、バス(そよかぜ号) 本島病院前下車

   
2006.07.19 一般向け健康誌「わかさ」にセルメディシンの自家がんワクチン療法が紹介されました
       一般向け健康誌「わかさ」9月号(7月18日発売、わかさ出版)に、“ガンに勝つ”という特集が組まれ、その中に当社の自家がんワクチン療法について、10ページにわたる詳細な記事が掲載されました。
カラーイラストや写真を多用し、専門知識が全くない方にもわかりやすいように、とても丁寧に解説されています。ぜひご覧下さい。
   
2006.06.30 Monthlyミクス誌にセルメディシンの自家がんワクチン療法が紹介されました
       Monthlyミクスという雑誌は、医薬情報とマーケティングに関する業界専門誌ですが、2006年7月号の「バイオベンチャー新潮流」欄に当社の自家がんワクチン究極の“パーソナルドラッグ”として紹介されました。
この雑誌に取り上げられたということは、世界規模の巨大企業群を含む製薬業界で、他社の営業マンからも注目を集める新薬候補として認知されたことを意味します。
   
2006.06.19 東京・大田区蒲田・宇部内科小児科医院でも自家がんワクチン療法を開始しました
       ここの代表医師・團茂樹先生は、「抗がん剤等による治療を行ってがんが縮小したとしても、副作用で生活の質(QOL)が低下したのでは良い治療とはいえない、高いQOLが保てる治療法が大事である、がん治療では、いかなる治療法でも大きな負担を患者さんにかけない努力が必要だ」というお考えの先生です。 近隣の大学病院はじめ、多数の大手病院と連携してがん治療に当たっておられます。

宇部内科小児科医院
代表医 團 茂樹 先生
〒144-0034 東京都大田区西糀谷1-13-14
TEL: 03-3742-0818
FAX: 03-3745-7985
  ホームページ: http://www.ube-clinic.jp/
    http://www.newton-doctor.com/doctor/tokyo5/dan/s01/
  アクセス: 京浜急行「京浜蒲田駅」より徒歩10分、近隣に駐車スペースあります。
   
2006.06.05 東京信濃町・エイルクリニックでも自家がんワクチン療法を開始しました
       エイルクリニックは、東京・信濃町・慶応義塾大学病院正門の真向かいの真生会館ビルにある統合的がん治療専門クリニックです。慶応大・一般消化器外科、呼吸器外科の先生方と協力して診療に当たっておられます。
この度、自家がんワクチン療法を開始しました。 なお、エイルとは北欧神話に登場する医療を司る女神の名とのことです。

エイルクリニック
院長 高木 繁 先生
灘高校卒業。 昭和58年慶應義塾大学医学部卒業後、同大精神神経科に入局。関連病院勤務を経て、平成2年開業。ダイヤビルクリニック におけるがん治療外来を改め、平成15年6月より、統合的がん治療専門のエイルクリニックとして開設。

〒 160 -0016 東京都新宿区信濃町33番地 真生会館ビル1階
TEL: 03-5312-4123
FAX: 03-3341-1888

   ホームページ: http://www.e-eir.jp/
   アクセス: JR中央線・信濃町駅改札口より右折、右側目前
   
2006.05.26 ソフトクライテリアによる自家がんワクチン療法の治療成績表を更新
     

 これまでに自家がんワクチン療法を受けたさまざまながん症例のうち、経過報告があった症例について、ソフトクライテリアの観点から評価した治療成績表をまとめ、当社ホームページ上に掲載しておりますが、最新版に更新しました。経過報告があった症例84例のうち、臨床的に見てなんらかの改善効果が見られた症例が30例あります。

  こちらです → http://www.aftvac.com/vaccine2-2efficacy.htm

 経過報告があった36%の症例で、臨床的に見てなんらかの改善効果が見出されております。ソフトクライテリアは、学術的にみて厳密な評価基準(ハードクライテリア)とは異なるものですが、参考にしていただければ幸いです。なお、学術的にみて厳密な評価基準ハードクライテリア)による臨床効果は、既に掲載されています。

こちらです →
 http://www.aftvac.com/vaccine2-efficacy.htm

   
2006.05.06 「がんの補完代替医療」に公的なガイドブックがでました
     

 5月4日の朝日新聞にアガリクスががんに効くという確かな証拠はないというニュースが一面に掲載されていましたが、その根拠となったのは、このほど厚生労働省研究班がまとめたガイドブックです。日本補完代替医療学会が監修しています。

 このガイドブックは一般向けにやさしく記述され、公開されています。URLは、
http://ky.ws5.arena.ne.jp/NSCC_HP/shinryo_info/
gan_no_hokan_guidbook/ gan_no_hokan_guidbook.pdf

 です。わずか28ページですので、ご参照ください。

 ここでは、アガリクス、プロポリス、AHCC、サメ軟骨、メシマコブが取り上げられていますが、当社の「自家がんワクチン」は、補完代替医療法(特に健康補助食品、サプリメント)ではなく、がんの直接治療法の一種のため、このガイドブックでは取り上げられておりません。

   
2006.05.06 免疫シナプス形成の証拠写真
     

 神経は、神経線維の先端がつながる接点「シナプス」を介して情報伝達を行います。では、「神経のようにつながっていないバラバラの免疫細胞でも、細胞どうしが情報交換を行うときは、シナプスを形成する」といわれたら、一瞬“?”と思うでしょう。
免疫反応の司令塔といわれる樹状細胞とリンパ球が直接接着してレセプターを介するシグナル伝達を行うというのは良く知られた事実ですが、丁度このとき、細胞どうしの接着面では、T細胞レセプターを中心に、補助役の接着分子群がその周囲を囲むように同心円状に配置された構造をとることが、きれいな写真に取られています。
また、ナチュラルキラー細胞とB細胞の接着面でも、T細胞どうしの接着面でも見事なシナプス構造が観察されています。
しかも、このシナプス構造を介して、HIVウイルス(エイズの原因ウイルス)が移動し、未感染のT細胞に感染する場面もとらえられています。

 これらのビューティフルなカラー写真は、一般向けの科学誌である日経サイエンス(Scientific American日本版)2006年5月号、pp.52-60、「会話する免疫細胞」欄に掲載されております。

   
2006.04.03 静岡県掛川市・東海クリニックでも自家がんワクチン療法を開始しました
      東海クリニックは、新幹線・JR東海掛川駅北口より北西へ約100mという交通至便の地にあります。院長の松浦先生は薬学を修められてから医学部を卒業、泌尿器科が専門ですが、現在はヘリカルCTという最新の検査機器を備え、がん温熱療法にも対応しておられます。
この度、自家がんワクチン療法を開始しました。

東海クリニック
院長 松浦 勉 先生
東京大学薬学部卒業、同大学院修士課程修了
浜松医大卒業、千葉県亀田総合病院にて研修後、
1987年東海クリニック設立、今日に至る。
日本泌尿器科学会認定専門医、日本透析学会認定専門医
医学博士、理学博士、薬学修士

〒436-0056
静岡県掛川市中央1-4-8
TEL:0537-22-7070
FAX:0537-22-6622
ホームページ: http://plaza.across.or.jp/~tohkai-clinic/
アクセス: 新幹線・JR東海掛川駅北口より北西へ約100m
(中部電力ななめ前)
   
2006.04.03 東京四谷・キャンサーフリートピアが再開しました
     

東京四谷・キャンサーフリートピア/郡山(福島県)・土屋病院が自家がんワクチン療法を再開しました

がん治療のセカンドオピニオンを専門に提供しているキャンサーフリートピア(東京・四谷)では、創設者である土屋繁裕先生(医療法人慈繁会・土屋病院外科兼任)が昨年10月に永眠されてから一時休業しておりましたが、この4月より再開しました。

後継者となられた三好先生は、土屋先生とともに癌研究会附属病院で腹部外科、呼吸器外科にて長年研鑽を詰まれた外科専門医です。

交通至便な東京都心にあるキャンサーフリートピアには、三好先生が毎週水・木・金曜日に滞在、がん治療に関する相談・カウンセリングや、セカンドオピニオン(有料)を提供します。

キャンサーフリートピアでは1日に3組の予約しかとりません。時間をかけて、患者さんの相談に応ずるためです。納得のいくまで徹底したご相談をしたいとご希望の方は、以下にご予約願います。

「自家がんワクチン療法」については、郡山・土屋病院からの往診という形式となりますが、東京にて患者様に対応可能です。

“キャンサーフリートピア”(医療相談室)
相談・往診日:毎週水・木・金
曜日
主宰:三好 立
ホームページ: http://cftopia.com/
〒102-0084 東京都千代田区二番町7番地−1
ミレニアムガーデンコート706
(東京・四ッ谷駅から 徒歩7分)
TEL : 03-3556-0505、FAX : 03-3556-0506、
E-mail : cftopia@cftopia.com

“土屋病院”
院長:土屋繁之 担当医:三好 立
ホームページ:  http://www.jihankai.jp/
〒963-8831 福島県郡山市七つ池町26-19
問い合わせは上記、キャンサーフリートピアまで

   
2006.03.23 ソフトクライテリアによる自家がんワクチン療法の治療成績表をホームページに掲載 --36%でなんらかの改善効果が見出されております--
     当社では、2006年2月時点までに自家がんワクチン療法を受けたさまざまな癌症例のうち、経過報告があった症例について、ソフトクライテリアの観点から評価した治療成績表をまとめ、当社ホームページ上に掲載しました。 こちら

 経過報告があった36%の症例で、臨床的に見てなんらかの改善効果が見出されております。ソフトクライテリアは、学術的にみて厳密な評価基準(ハードクライテリア)とは異なるものですが、参考にしていただければ幸いです。なお、学術的にみて厳密な評価基準ハードクライテリア)による臨床効果は、既に掲載されています。 こちら

 
   
 
2006.03.18 Japan Venture Award 2006 奨励賞を受賞  
     経済産業省管轄下の創業・ベンチャー国民フォーラムが主催するJapan Venture Award 2006表彰式が3月17日、東京・赤坂プリンスホテルにて開催され、当社の代表取締役社長・大野忠夫は、企業家部門において奨励賞を受賞しました。

詳細はこちらをご覧下さい
→ http://www.j-venture.info/award.html
 
   
 
2006.03.10 米国癌学会で自家がんワクチン有効症例について発表があります  
   

 本年4月1−5日にワシントンで開催される米国癌学会(97th AACR, 2006)で、JA尾道総合病院から、自家がんワクチンが有効であった肺癌症例と胆道癌症例についての発表があります。

 肺癌症例は、胸水貯留が見られたアデノカルチノーマで、がんは胸腔に露出し、胸水は混濁していた症例です。全部はとりきれない姑息的手術後、自家がんワクチン療法を受けております。高い腫瘍マーカー値がワクチン接種3ヶ月後から減少し始め、7ヶ月間減少し続けています。この間、他の治療は一切していない症例です。

 胆道癌症例では、何回もの再発と手術を繰り返した上、脳転移巣が5ヶ所もあったたため、手術に加え脳へのガンマナイフ治療と全身への自家がんワクチン療法を併用した集学的治療を受けていますが、高い腫瘍マーカーが激減して正常値となり4ヶ月以上継続、退院して通常生活に戻っています。

 これらの症例報告は、AACR側による独自審査の結果、報告内容が認められ発表が受理されたものです。

 ご参加の機会がある方は、Abstract Number: 1422
Long lasting reduction of tumor makers in advanced lung and bile duct carcinoma patients treated with autologous formalin-fixed tumor vaccine
Presentation Start/End Time:
Sunday, Apr 02, 2006, 1:00 PM - 5:00 PM
Location: Exhibit Hall, Washington Convention Center
Poster Section: 10   Poster Board Number: 29
にご注目ください。

 昨年のセルメディシンニュースNo. 32(05.04.27発信)に記載しましたように、米国癌学会は24,000人の会員数を誇り、毎年最先端の研究成果を競う世界で最も激しいがん研究の戦場です。世界の潮流を代表するこの学会では、がん免疫療法も先端治療の代表例として盛んに取り上げられています。

 
   
 
2006.03.10 「がんに効果があるはずが、発がん作用促進!?--アガリクス製品の一部が販売停止・回収に」  
   

 2月14日に新聞報道があり、この前のセルメディシンニュースでもご案内申し上げましたが、アガリクス製品の一部には大きな問題があります。
「がんに効果があるはずが、発がん作用促進!?--アガリクス製品の一部が販売停止・回収に」という詳細解説記事が日経BP社の“健康注意報”に掲載されています。
→ http://nikkeibp.jp/wcs/leaf/CID/onair/kenkou/plus/423241

 なお、当社の提携医療機関にて調剤している「自家がんワクチン」には、キノコ由来の成分は全く含まれておりません。ご安心下さい。

 
   
 

2006.02.19  日経新聞2月19日朝刊に単行本「がんワクチン」の広告がでました  
   

 自家がんワクチンの開発過程が詳しく記述されている単行本「がんワクチン」の広告が、日経新聞(300万部発行)2月19日朝刊1面に掲載されました。

 昨年発生した欺瞞的アガリクス本の出版元逮捕事件以来、大手新聞社はがん免疫関係の本の広告にさえ、厳しい事前審査を課すようになっておりますが、この本は膨大な情報収集力を持つ大手新聞社の審査をパスしたものです。

 今回の広告には、「本書に掲載したデータは科学的根拠に基づいたものです。データの一部は米国癌学会の臨床学術誌・Clinical Cancer Researchに掲載されています。」という、本の広告にしては珍しい注釈つきで掲載されています。

この単行本の刊行は終了しておりますが、若干のストックがあります。お問い合わせは、
セルメディシン株式会社(TEL:029-828-5591)まで。
なお、原本に関する記載は、こちら をご覧下さい。 →  http://www.digital-medicine.co.jp/newfile.html

 

 

 
 

2006/01/30  第15回茨城がん学会で発表  
     茨城県庁が主催する第15回茨城がん学会が1月29日に水戸市で開催され、筑波大脳神経外科から脳腫瘍に関する「自家がんワクチン」の治療成績について、最新の臨床データが発表されました。

脳腫瘍のうちでも膠芽腫は最悪中の最悪のがんと言われ、過去20年間もほとんど治療成績の進歩がないという“超難治性がん”で、術後再発した場合は何を試みても奏功率0%というのがこれまでの常識でした。今回は、 画像評価可能14例中、投与後3ヶ月時点で5例が一時的寛解(NC3, MR2)となり、その後1例は部分寛解(PR)に、1例は完全寛解(CR)になり30ヶ月過ぎて生存中という、注目すべき臨床効果が報告されました。
 
 
 

2006/01/24  埼玉県行田市・行田総合病院でも自家がんワクチン療法を開始しました  
     行田総合病院は、「日本医療病院機能評価機構認定病院(複合B)」という資格を有する408床の総合病院です。附属行田クリニックを備え、内科、神経内科、呼吸器科、消化器科、循環器科、外科、整形外科、脳神経外科、皮膚科、泌尿器科、肛門科、眼科、リウマチ科、リハビリテーション科、耳鼻咽喉科がそろっています。
この度、自家がんワクチン療法を開始しました。

 医療法人 壮幸会 行田総合病院
理事長 川 嶋 賢 司 先生

  〒361-0056 埼玉県行田市持田376番地
TEL:(048)552-1111
Email:sgh@sakitama.or.jp
ホームページ: http://www.sakitama.or.jp/sgh/
アクセス: JR行田駅(熊谷の一つ隣)より2km、タクシー3分
秩父鉄道行田市駅よりタクシー5分

 
 
 

2006/01/19  がんワクチン療法−世界の潮流  
      近年、免疫学の劇的な進歩と合わせるように、がん免疫療法も急激に進歩を遂げております。そのなかで、「がんワクチン」は特異的がん免疫療法として特に注目されており、数多くの臨床試験が行なわれております。アメリカ国立癌研究所によれば、Phase IIIまで進行している試験もあり、この中では、合成がん抗原ペプチドを使用したがんワクチンも見られますが、同一個体内でも起こるがんの多様性(ポリクローナリティといいます)に対応できないという問題点が、早くも指摘されています。

 この問題に対処できるのが、患者様自身の自家がん細胞を用いたがんワクチンです。過去5年間の間に全世界で出版された消化器がんの免疫療法に関する論文を集計した総説論文(以下のホームページに掲載されています)では、

 → http://annonc.oxfordjournals.org/cgi/content/full/16/6/847#T3

合計すれば1300例以上となる各種の大腸がんワクチンのランダム化対照Phase II/IIIがんワクチン臨床研究が進んでおり、自家がん細胞ワクチンが統計学的有意差をもって有効であることが示されております。また、膵がん、肝がんでも有意差のある有望な結果が出ていると報告されています(このうち肝がんでは“当社の自家がんワクチン論文だけ”[No. 54]が引用されています。)

 
 
 

2006/01/04  明けましておめでとうございます  
     明けましておめでとうございます。
おかげ様にて「自家がんワクチン療法」を受診された方は、昨年末で累積300例に達しました。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
 
 
 

2006/01/04  栃木県小山市「おやまにし病院」でも自家がんワクチン療法を開始  
     栃木県小山市のおやまにし病院でも、自家がんワクチン療法を採用、診療を開始しました。

小山は東北新幹線・JR東北線・水戸線・両毛線・東北自動車道が交叉する交通の要衝です。

医療法人 三禄会 おやまにし病院
理事長 高田 久 先生

担当医:伊藤 雅彦 先生
(副院長、日本薬科大学講師、前国際医療福祉大学助教授、アレルギー科、皮膚科、心療内科、小児科も担当)

所在地:〒323-0061 栃木県小山市卒島244-1
電 話:0285-37-1221
F A X :0285-37-1144
ホームページ: http://oyama-nishi.webmedipr.jp/
アクセス: 東北新幹線 小山駅 西口よりタクシーで7分、
JR両毛線 思川駅・南口より徒歩10分、
関東バス・卒島停留所より徒歩1分、
東北自動車道・栃木ICより25分、佐野・藤岡ICより30分。
予約診療の患者様には最寄り駅からの送迎があります。
 
 
 

2006/01/04  家族全員の病歴管理の勧め  
      個人の健康管理には誰でも高い関心を示しますが、意外にも家族全員の病歴を把握していることは少ないものです。故ジョン・F・ケネディ大統領の母は、大家族の病歴をそれぞれ1人分のカードに書き込んで保存していたため、駐英米国大使夫人であった時代にアメリカ的合理主義だと欧州社交界で感心されたという逸話が残っています。

現在はヒトゲノム解読が完了し、遺伝子上の単一DNA残基の変異(SNPs)の探索とその整理、疾病との関連づけ研究が盛んに行われております。そのため家族の病歴がしっかり記録されているファミリーツリーは、病原遺伝子群の探索や発症対策を考える上で宝の山となっており、アイスランドは国を挙げてその対策に取り組んでおります。

アメリカ厚生省ではそのホームページに、家族の病歴管理ソフトを掲載し、国民なら誰でも利用できるように推進してきました。しかし、当初のソフトは、特殊な基本ソフトをパソコンにインストールしていないと使えないものであったため普及阻害の原因になっていました。

アメリカ厚生省では、この程、これを改良したウエブ版を開発、公開しました。これならば特殊なソフトは必要なく、誰でも家族の病歴管理ができ、しかも入力データはアメリカのサーバーではなく、手元のパソコンだけに残ります。
(残念ながらまだ英語版とスペイン語版しかありませんが、内容を見ることはできます。)
→ https://familyhistory.hhs.gov/

このファミリーヘルスポートレート作成レポートの中では、心臓病、糖尿病の他、大腸がん、乳がん等の履歴を、両親、祖父母、兄弟姉妹、子供について記載する欄があり、家族の病歴の中で患者自身がいかなる位置にいるかが、簡単にわかるようになっております。

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2005年11月12日開催の第2回がんワクチン療法研究会では、自家がんワクチンの有効症例の発表が多数ありましたが、ワクチン投与後の経過観察が不十分なため、予後不明の症例が非常に多く残っております。理由は種々あるとは思いますが、患者様自身に、病歴を記録することの重要性が知識として浸透していないのも一因かと思います。

上記のアメリカの例に習い、がんの場合でも、患者様自身のみならずその家族の病歴を記録しておくことは将来的にも必ず役立つはずです。がんという重大な疾患をきっかけにすれば、「病歴を記録する」という習慣がきっと身に付くことでしょう。